アルゴン&アルゴンヌ


建築を中心とした旅のブログ http://www.studio-algo.jp/
by algone
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ル・トロネ詣で~May 6,2014③~

今回プロヴァンスに来た理由

それは12世紀ごろに建てられたシトー派のル・トロネ修道院を訪れることでした。


なにしろル・コルビュジエがラ・トゥーレットの修道院を設計する際に訪問し
大きな影響を受けたという建物なのです


カヴァイヨンから車で2時間ほど


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高速を出るとちゃんと行き先表示があります



何もない山の中をずんずん走っていくと

看板が何度が出てきて


着きました
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まわりは何もない山の中ですが修道院の前にはちょっとしたカフェもあって、
人気の観光地のようです


控え目なたたずまい
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教会正面には正門らしきものはなく、修道士が出入りするための小扉が左右に付いています

 外壁のディテール:形の違う石を丁寧に積み上げています


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簡素な建物を修道士が手作りしたようなイメージがあったので思った以上に大きな建物でびっくりしました

↓ 平面図。現地でもらったガイドからの転載
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(1)教会
(2)回廊
(3)図書室
(4)参事会室
(5)洗手所
(6)面会室
(7)上階共同寝室
(8)助修道士の棟
(9)貯蔵室
(10)修道士の墓地

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(10)の修道士たちのお墓





ものを所有しない、という教義のため、
修道士たちに墓石はありません


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教会内部:シンボリックな高窓と後陣にある3つの窓が特徴的

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紫色に満たされた空間

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黄金いろの光で包まれた回廊

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土地の傾斜に合わせてスロープになっている回廊



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石のベンチが両側にあります 足洗いの儀式につかわれたとか、いつまでも時間を気にせず中庭を眺めたい気分になります


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間接的に入ってきた日の光が照って
非常に美しいです


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ここが修道士たちの寝室だったところ(7)
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セナンクと同様に
線で一人のスペースを区切っています



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厚みのある壁、ざらざらとした質感の中に影をつくり光を視覚化させてくれます
テーパーの付いた奥行きの深い窓とさらに二重に縁取られたデザインにも光の帯が見て取れます
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土地が平坦ではないため、建物に角度がついています







中庭にある東屋は
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洗手場(5)


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こちらは脇にある貯蔵室(9)
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収入源であるワインやオリーブオイルを作っていたようです
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光の移り行く様だけをストイックに付きつめた建築 荒い質感が光の粒子を視覚化し聖なる空間に昇華している素晴らしい空間でした








by algone | 2014-06-29 21:42 | パリ&プロヴァンス2014 | Trackback | Comments(0)

ボリー村、そして初高速道路~May 6,2014②~

ゴルド周辺は独特の石造りの家が多いです

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平たい石を積み重ねています





ボリー建築というもので3000年前新石器時代から続く建築法


20戸ほどボリーの家を集めたボリー村というところに行ってみました


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一個一個の建物はかなり小さく

それぞれ、羊小屋だったり、納屋だったり、住居だったりと、役割が違うようです


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小さいながらも二階建てだったり
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蝶番まで石で作ってあって(器用ですね)、なんか漫画チック
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セナンクとか、無国籍のおとぎ話みたいだなーと思っていたのですが

これにいたっては、ほとんど「はじめ人間ギャートルズ」ですね


しかも驚くことに、150年くらい前までは実際に人が住んでいたそうなのです(!)


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ところで、最初に事務所で日本語のパンフレットをもらったのですが

これがまったく意味不明だったので、受付のご婦人に「これじゃわからんよ」、と言ったのです

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(↑もしかして虫食い問題?)


そしたら出るときに彼女が、「この日本語はわかりにくいのね?」(わかりにくい、とかいうレベルじゃないんですけど、、、)

「ボスに言っておくわ」



ということで、今後行かれる方はましな説明文をもらえるかも



さて、この後は、メインイベントであるル・トロネに向かいます

初高速道路、ドキドキ

カヴァイヨンから高速に入ります


この時TomTomの指示を素直に聞けばよかったのですが


それまでに「TomTomちゃん、まちがってない??」ということが何度かあったために

こっちって言ってるけど、ちがうよね、2本目よね


と無視したところ、、、、


がーーーん


反対方向のアヴィニョンへ


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TomTomちゃん、疑って悪かった



かれこれ20分走りアヴィニョンでいったん出ようとしたところでまたトラブルが

事前に「オレンジ色のtだけのゲートはETCみたいなものだから入るな」と聞いてはいたのですが


「お札」のようなマークがあったので、「これは現金だな」と思いそのゲートに入ると

どうやらこれもカードで払うとこだったらしい


そうこうするうち、後ろに車が入ってきます


あせって車から降りて後ろの人に、ごめん!他のゲートに行ってー!!
とかやっていたら、係の人が出てきてくれて、1ユーロ払ったらすんなり通してくれました




ほんとにあせった


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結論としては、オレンジの「t」と緑の矢印が両方出ているゲートに入ればOKみたい


マークはもっとintuitiveにしてほしい




ちなみにこれが出口の支払機
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しっかり「車の外に出んなよ!」って書いてありますね


日本のクレジットカードは使えなかったりするので要注意です
by algone | 2014-06-21 23:47 | パリ&プロヴァンス2014 | Trackback | Comments(0)

ゴルドは朝がまた素晴らしい!~May 6, 2014①~

がっかりしたとは言いながら、このホテル

立地条件もいいし、庭やレストランからの眺めは最高です


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やっぱりレストランが休みだったことが悔やまれる、、、

とは言いながら火曜日の朝はちょうどゴルドの朝市が立つということで

散歩がてら行ってみました


ホテル裏口からの近道も素敵です
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チンクエテッレでもサンジミニャーノでも思ったのですが
こういう景勝地って朝がいいんですよね


途中でみつけたとてつもない絶景カフェ
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広場を中心にかなり大きな市です


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サラミとかチーズとか

トリュフなんかもあったなー

とにかくおいしそうなものばかり

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ハーブの利いたソーセージのサンドイッチを朝ごはんに

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ホテルをチェックアウトして

車で村全体を眺める絶景ポイントに


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ゴルドは遠くからながめるのが一番いいですね

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by algone | 2014-06-17 22:56 | パリ&プロヴァンス2014 | Trackback | Comments(0)

鷹巣村、ゴルド泊~May 5,2014⑤~

ゴルドに着いたのはもう夕方


今日の宿、Mas Des Romarinsは谷を挟んでゴルドの対岸(?)にあります。

レストランもおいしそうで、夕日に染まるゴルドを見ながらのディナー、というのに惹かれて予約しました


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なのに!なんと月曜日はレストランは休みとのこと、、、


部屋自体は、最近改装されたようで、なんだかポップな内装、、、

正直、ちょっと、というかかなりがっかりでした


夕食はゴルドの町へ

ホテルの人に教えてもらった近道を通って10分くらい


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ツアー客が引いた後なのかひっそりしています



L'Artegalというレストランへ

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前菜のアスパラガス
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スモークサーモン
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前菜と言いながらかなりの量です


メインは


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そしてこれがおいしかった、ウサギの肉に詰め物をした料理

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添えてある赤いムースがほんのり甘みがあっておいしい

赤パプリカなのだそうです


9時くらいから次々お客さんが来て大忙しに

カジュアルでなかなかいいお店

L' Artegal
Chateau 84220 GORDES
04-90-72-02-54




ホテルからの夜景
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ディナーはなかったけれど
ホテルの人にワインを頼んで庭で飲んでいる御夫婦がおられました

こういう楽しみ方もいいですね
by algone | 2014-06-15 11:48 | パリ&プロヴァンス2014 | Trackback | Comments(0)

なぜか懐かしいセナンク修道院~May 5,2014④~

この日宿泊予定のゴルドという村近くにある修道院セナンクへ

ゴルドの集落から、崖を横目に細い道を通って行きます

対向車が来たらどうしよう、とドキドキだったのですが、どうやら一方通行のようでした


まわりに何もない人里はなれた谷間にあります
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というのもここは、禁欲的な生活で知られるシトー派の修道院なのです

この後訪れる、ル・トロネ、シルヴァカーヌの修道院とともに、プロヴァンスのシトー派三姉妹と呼ばれています


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建物前には、広いラベンダー畑があり、夏には一面紫になるそうです

地形のせいだと思うのですが、斜めに伸びる塀の向こうに広がるこの建物

岡山の閑谷学校を思い出します


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思いのほか大きな建物

1148年に創建されました

中を見たいがために見学ツアーを予約しておいたのですが

説明はすべてフランス語です(最初から最後まで全く理解不能)


最初にシトー派の歴史みたいなことを年表を使ってかなり詳しく説明されました(涙)




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このだだっ広い部屋は、修道士たちが寝ていたところ

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床に升目状に線があるのですが、升目一個が一人分、石の床にわらを敷いて寝ていたのだそう

明らかに寒いです



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教会部分
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中庭を囲んで回廊が廻っています
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柔らかい色の石が日の光に照らされて荘厳な美しさです
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華美装飾を徹底的に排したことで、こんなに神々しい美しさがもたらされるとは、意図したことなのか、偶然の産物なのか。。。


特徴的なアーチのデザイン
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ここが唯一暖房のあった部屋
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とにかく寒そう


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そしてここが、唯一口をきいてもいい部屋、談話室
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毎朝ここに集まってその日の作業について指示する以外はしゃべってはいけないのだそうです(!)



つらすぎる。。。


久生十蘭の短編で、おしゃべり好きのせいでいつも自分を罰していなければならない修道士の話があったのを思い出しました

見学ツアーは1時間ほど


その後外観を見学
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特徴的な形状のシュヴェ(後陣)



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なぜだか懐かしい不思議に愛らしい建物


ラベンダーの季節はさらにすばらしいことでしょう
by algone | 2014-06-10 23:07 | パリ&プロヴァンス2014 | Trackback | Comments(0)

不思議な色の村ルシヨン~May 5,2014③~

お昼からはルシヨンという村に行きました


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ここはオークルの顔料の産地で村全体がオレンジ色


山肌も独特の色です

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遠くに見えるのは「巨人の道」という散歩道の入り口
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あそこまで歩く元気はないので、村の中をぶらぶらしてみました



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教会へと続く道

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高台からの眺め
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別荘でしょうか?
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肌寒い夜には薪をくべたりするのでしょうね







山肌の色と同じで、家々の壁もオレンジだったり黄色だったり

とてもカラフルです



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行くまでは、ひっそりした村を想像していたのですが

レストランや土産物屋も賑やかで、駐車場も整備されていて、観光地化されているようです


メネルブやボニューとはまた全然違った雰囲気でした。





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by algone | 2014-06-08 18:58 | パリ&プロヴァンス2014 | Trackback | Comments(0)

絶景とおいしい昼食@ボニュー(Bonnieux)~May 5,2014②~

メネルブから車で20分くらいでボニューへ

車を止めてちょっとあがったら既に絶景が開けています
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石段を登っていくと
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頂上には古代杉に囲まれて
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古い教会がありました
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小ぶりで素朴な、それでいて魅力的なロマネスク建築です

今は使われていないよう
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しばし美しい景色を楽しみました
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どこをとっても絵になる街かどです
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そうこうするうちにお昼時


何軒かレストランがあったのですが


景色のよさそうなその名も「Panoramic」というお店に入ってみました
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ホテル兼レストランのようで名前からしてあまり期待していなかったのですが

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おいしい!

羊のハーブ焼(だったとおもう)に、黒オリーブのはいったマッシュポテトが添えてあります

注文聞くときに店のおにいさんが、「ワインは?飲まないのか??」みたいな感じだった理由がわかる

ワインいりますね

まわりのお客さんは(明らかに車で来ているふうですが)
丁寧に説明を聴いてボトルを頼んでいました

そしてデザートがこちら

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苺そのもの!というおいしさ

ブラーっとはいった店でこのおいしさ、プロヴァンスへの期待が高まります


広い窓からの景色もいい
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Hôtel Restaurant Panoramique César
Place de la Liberté, 84480 Bonnieux


麓には現役の新しい教会があります

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リバイバル・ロマネスク様式
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頂上の古い教会の愛らしいたたずまいと比べると、分が悪いなー。。。
by algone | 2014-06-02 22:27 | パリ&プロヴァンス2014 | Trackback | Comments(0)

初レンタカーでリュベロン地方メネルブへ~May 5, 2014①~

どうなる事かと心配した高熱ですが、薬を飲んで24時間寝続けたおかげで翌朝には下がっていました。

この日からレンタカーでリュベロンの村々を回る予定だったので、本当にホッとしました。



アヴィニョンTVG駅前に各レンタカー会社の事務所がならんでいます

オンラインでEuropcarを予約しておきました
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ヨーロッパはほとんどM/T車
A/Tもあるにはあるのですが非常に割高です


トラブルを避けるために、傷がないか念入りにチェックし、動画で記録しておきました


「返却時に極端な汚れがあった場合は罰金」という紙が

おりしも、隣に車を返却した中年3人組が、店の人となにやら言い争い
すごい勢いでまた車で出て行き
びしょびしょに濡れた車で帰ってきました(多分洗車してきた)


ナビ付きの車を予約していたのですが

スクリーンを操作してもどれがナビなのかわからない
店の人にたずねるとめんどくさそうに操作していましたが
「ごめんなさい、これナビじゃないです」

なんじゃそれ??

で、ポータブルのTomTomを貸してくれました。

出発前にいろいろチェックが必要



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ドキドキしながら出発!


アヴィニョンからカヴァイオンを通って、45分くらいでリュベロン地方に

まずはリュベロン山脈の北斜面の麓の村メネルブへ


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ひっそりとしています


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観光客とは無縁な雰囲気の通りを登っていくと

村役場前広場に出ました


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この鉄細工の可憐な鐘楼はこの地域の特徴です

素晴らしい眺め

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宗教戦争時代には5年にも及ぶ激しい戦闘の舞台になったそう
要塞としての名残がみられます
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by algone | 2014-06-01 11:28 | パリ&プロヴァンス2014 | Trackback | Comments(0)


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