人気ブログランキング |

アルゴン&アルゴンヌ


建築を中心とした旅のブログ http://www.studio-algo.jp/
by algone

<   2011年 10月 ( 16 )   > この月の画像一覧

「作家の家」 コロナブックス

コロナブックスの作家シリーズ、ついつい手に取ってしまいます。
根がミーハーなもので。

a0220901_2042867.jpg

「作家の家」は澁澤龍彦、山口瞳、長沢節、、などなど、興味深い人たちの家を紹介した本です。

それぞれ人柄や思い入れがでていて面白いのですが、
いいなーと思うのは、やっぱり清家清の「私の家」なんですね。
「空間」ってこういうものだなあ、と思い知らされる。
餅は餅屋。








それとは別に、この本で収穫だったのは
「熊田千佳慕」という名前がわかったこと。

子供の時に持っていた「おやゆび姫」、
本屋の前によくある絵本スタンドみたいなのに並んでいる
庶民的な安価な絵本なのですが、挿絵が尋常じゃない!

花や虫が非常に精密に描かれていて、
その世界に引き込まれるのです。

大人になってから本屋の店先でその絵本に再会して
(そんなに長い間販売されていたっていうのにもびっくりです)、
懐かしさのあまり買ったのですが引越しの時に捨ててしまったのです(泣)

で、この「作家の家」に、熊田千佳慕という人の家が載っていて、
その絵を見て、あ、この絵だ!、、、
運命の出会い。


a0220901_20415282.jpg


海外からも評価された有名な挿絵画家なのですが
なにしろ絵が細かすぎて時間がかかるため貧乏で
農家の物置を改造した借家に、ずっと家族と住み続けたのだとか。

地べたに座り込んで虫をスケッチしている写真がとてもキュート、
そしてなんと幸せそうなことか。

そんな人の描いた絵だからこそ、
子供の私も虫や花の目線で挿絵の中にすんなり入っていけたのでしょう。



ついつい本題である「作家の家」から外れましたが
何がしあわせか、何が快適か、は、人によってまったく違います。

この本に紹介されている作家の方々は、
自分の好みを追求して、
それぞれに贅沢な空間を手に入れています。

家というのは、そういう「個人的な」体験なのだと思うのです。
by algone | 2011-10-31 20:26 | | Trackback | Comments(0)

マルカ木工

商工センターに行ったついでに、ひさびさにマルカ木工さんに行ってみました。

a0220901_2057924.jpg


残念ながら中は撮影禁止で写真がないのですが、
ほれぼれするような家具が、これまたいい感じの空間にレイアウトされています。
和風なようで洋間にもあう家具とか、
微妙な色合いのキリムとか、
アンティーク家具もありました。
他ではお目にかかれないような品ぞろえ。

展示してある建物はもとは倉庫のような箱なのですが、
それを自分たちで手を加えていったのだとか。


屋外の喫煙スペースもいい感じ。
a0220901_212494.jpg


マルカ木工さんの家具が似合う家、いいですねー



マルカ木工
広島市西区商工センター8-2-26 
TEL:082-278-2344



HPはこちら
by algone | 2011-10-30 21:10 | Trackback | Comments(0)

「3びきのくま」 トルストイ

幼稚園で読んで、ずっと気になっていたお話。

a0220901_21253693.jpg


森で迷った女の子が一軒の家をみつけます。
中に入ると誰もいないけれど、テーブルの上に3つのスープのお皿が。
最初の皿のは熱すぎる。
次の皿は冷たすぎる。
3つ目はちょうどよかったので食べてしまいます。

椅子も3つあります。
最初の椅子は大きすぎ。
次のはもっと大きい。
3つ目はちょうどいいので座ろうとして壊してしまいます。

奥の部屋にはベッドが3つあります。
最初のベッドは硬すぎ。
次のは柔らかすぎ。
3つ目はちょうどいいので、そこで寝てしまいます。

そのうちに住人である熊の家族が帰ってきて、女の子はあわてて逃げていきます。
女の子がちょうどいいとおもったスープも、椅子も、ベッドも、熊の子供のものだったのでした。


ざっとこんなストリー。
挿絵がとても好きで。
スープ皿も、椅子も、ベッドも、熊のおとうさんと、おかあさんと、子供にあわせて大きさが違う。
スープ皿にはなにやら黄色い液体が湯気を立てている。
(スープと言えばクノールしか知らなかった私にとっては、この黄色は間違いなくクノールスープ)
とてもキチンと暮らしている熊の家族の様子が好ましい。
今でもはっきりと挿絵が目に浮かびます。

でも誰も覚えておらず、マイナーな童話だったんだろうなーと思っていたのですが
ネットで「森」「熊の親子」で検索したらでてきました。

なんと、作者はロシアの文豪トルストイ。
女の子の名前はゴルディロックス(!)
か、かわいくなさすぎ・・・
ゴルディロックス、、、へヴィメタな感じのごついプロレスラーみたいです。
by algone | 2011-10-26 21:42 | | Trackback | Comments(0)

茶の環

本当は抹茶パフェを食べようかと思ったのですが、思い留まりこちらにしました。
a0220901_2181531.jpg

この緑色、うっとり。黒蜜と抹茶のシロップが付いています。

和風カフェ的なところで、抹茶パフェなるものを注文して、これまで何度がっかりさせられたことか!
抹茶パフェというのは、ただ単に緑色のアイスに緑色の寒天やらなんやらを盛ればいいというものではないのです。

しかし茶の環はさすがです。
紙コップででる、ほうじ茶もおいしい。。

次回はぜひ抹茶パフェを。期待が高まります。

茶の環本店
広島市中区紙屋町2-3-3
by algone | 2011-10-24 21:18 | | Trackback | Comments(0)

「Never let me go」 ロバート・ラカトシュ

何を隠そう、アルゴンは極度の音楽音痴です。
歌が下手なのではありません、音楽の分野に疎い、という意味です。

そのアルゴンが自分で選んで、私をうならせた唯一のCDがこれ。

a0220901_9374726.jpg


京都で雑貨屋に入ったときに、澤野工房のコーナーがあって、何気なく買ったのがこの一枚だったのです。
(*澤野工房というのは、大阪の履物屋さんがやっているヨーロピアンジャズのレーベルです。)

当時読んでいたイシグロカズオの「Never let me go」にシンクロして何度も聴きました。
聴くたびに、「雨」を感じます。
カバーが青いからでしょうか?
イシグロカズオの「Never let me go」もどうしても雨のイメージです。

a0220901_9524593.jpg


水分がたっぷりだからと言って、決してセンチメンタルではないのです。
でも心に染みいる音。
その辺のバランスがヨーロッパ(なのか?)
by algone | 2011-10-23 10:00 | Trackback | Comments(0)

むろか

MさんとKさんと、むろかで食事しました。

まずは、魚の小さなバーガー。今日はかんぱち。
登場する前から食欲をそそる匂いが漂っています。
a0220901_0444756.jpg



このあと、大根のカルパッチョがでました。
あまり写真ばかり撮っては、と躊躇して写真はなし。
うすーく輪切りにした大根に、ドレッシングがちょこっとだけかかっていて、シンプルながらおいしい。

次から出てくるお皿の美しさに、やっぱりシャッターを押してしまいました。
里芋とアナゴの饅頭に豆腐のソース。
a0220901_0455611.jpg


そして、刺身の盛り合わせ。
生きたとこぶしがうごめいています!(とこぶしではなく、あわびらしい。違いがわからない)
醤油はなくて、すだちやわさびだけで、ひとつひとつちがう味が楽しめます。
a0220901_0485632.jpg

ちっちゃい赤ヘルがかわいい。トマトでできています。

ひれ酒の茶碗蒸し。
アルコールが苦手なKさんが、お酒はだめなんです、とお店の人に言うと
「お酒は入っていない」とのこと。ひれ酒って、、ふたにもはっきり書いてあるし??
ノンアルコールひれ酒。
a0220901_0513032.jpg

この秋初の牡蛎です。
サルサソース(?)とジュレがおいしい!
a0220901_0535167.jpg


鶏のコンフィ。サムゲタン風のスープと、ごぼう添え。このごぼうがまた野趣あふれる絶妙な味でした。
a0220901_0552069.jpg


ご飯ものと汁もので締めくくり。
a0220901_0592121.jpg

写真がないのですが、汁ものが生姜の味の、葛湯(?)みたいなもので
(お店の人から説明があったのですが、忘れました)今まで食べたことのない味でした。


すべてのお皿がちょっと想像を超えた意外な味でした。
それもいいほうの意味で。
見た目も美しく、ちょこちょこっとお茶目な演出があって、写真を撮らずにはおれませんでした。。

何度来ても新鮮に楽しめる、他では味わえないお料理です。


居酒屋 むろか 
広島市中区三川町6-3 1F
tel: 082-545-8822

HPはこちら
by algone | 2011-10-21 00:41 | | Trackback | Comments(0)

「なまみこ物語」 円地文子

私ごときが円地文子の作品を語るなんておこがましいのですが、、、

最近本屋さんで探しても円地文子の本がほとんどないのです!
もったいないことです!

個人的に兼家から道長あたりまでの藤原兄弟エピソードが好きで、結構読んできたのですが、
この「まなみこ物語」は私にとって小さな宝石のような一冊です。



a0220901_2218046.jpg


円地文子本人が、子供のころに父親の蔵書から見つけた「生神子物語」という、裏「栄華物語」ともいえる古書を、記憶をたどって再現するという設定が凝っています。
実際は「生神子物語」自体は円地文子自身のまったくの創作なのです。
物語として面白いうえに、ノンフィクションにみせかけたフィクションが二重になっているという、なんと贅沢なしかけ。


一条帝と随一の思はれ人中宮定子、
それを邪魔に思う時の権力者藤原道長、
人間臭い嫉妬から道長の陰謀に加担する巫女。


(政敵を失脚させるために、呪い物をでっちあげたり、偽の巫女に生霊を演じさせたるというのは実際よくあったことのようです)

道長にとって、一条帝と定子の交じりっ気のない純粋な愛など、赤子の手をひねるようなものだったはず。
「この世をばわが世とぞ思う、、、」と詠んだ道長は人の愛情をも思い通りにすることができたのでしょうか?



王朝文学好きな人もそうでない人も読んでみてほしい、珠玉の一冊です。
by algone | 2011-10-20 23:02 | | Trackback | Comments(0)

吉田類の酒場放浪記

男に生まれ変わったらなりたい人、私にとってそれは吉田類。
BS-TBSで月曜日21:00から放送している「酒場放浪記」でおなじみの酒場詩人さんです。

この番組、ほんとにうらやましいんですよ。
ちょっとディープな酒場を訪問して、吉田さんが結構よっぱらったりして
最後に川柳を読んで、後ろ姿がゆれる。。。
かっくいい!

a0220901_2112131.jpg


この番組で紹介する酒場はどれも「昭和」しかも「戦後」の匂いがするのです。
自分が子供のころにはほんとにまだまだ「戦後」な感じが残っていたものです。

いまやグローバル化、大量生産、効率化の世の中に
何十年も前と変わらぬ商売をしている人たちと、それを愛するお客さんたち。
そこにすうっと入っていく吉田類。(ちなみに土佐のいごっそ)

理想です。


番組のHPはこちら
by algone | 2011-10-17 21:20 | Trackback | Comments(0)

「よあけ」 ユリー・シュルヴィッツ

私の一番好きな絵本です。

a0220901_23503712.jpg


淡々としていて、同時に非常にダイナミックでもあります。

水彩画が奇跡のように美しい。



朝日には特別な力があると思います。

太陽をパクパク食べちゃってる人もいましたが、、、
確かにあのエネルギーを摂取できたらすごいだろうな~。

人間、魂が弱っている時には、訳もなく「朝日を見なければ! 」という気持ちになるものです。
(わたしだけ?)

未明から、徐々に薄明るくなって、
ついにお日様が出てくる時、
とても貴重なものをもらっている、というありがたい気持ちになります。

逆に、昔の青春ドラマとかで、若者が夕日に向かって叫んだりしていたのは
ありあまるエネルギーを「ちょっと持ってってくれ!」って感じ?
by algone | 2011-10-17 00:00 | | Trackback | Comments(0)

まんがこども文庫

むかし、「まんがこども文庫」というTVアニメがありました。
まんが日本昔話と同じ制作会社で、大正昭和初期の児童文学をアニメ化したものでした。
淡々として完成度が高く、突き放した感じがたまらなくよかったのです。



その後再放送を見たことは一度もなく、周りで覚えている人もほとんどいません。
(インターネットで検索すると、フィルム自体失われてしまったという情報を発見しました。)


a0220901_23333632.jpg


私が好きだったエピソードで、こんなのがありました。

男が薄原(だったと思う)で道に迷い、キツネの紺屋にたどりつく。

キツネは、男の両親指と人差し指で「窓」の形を作らせて、ふちを紺色に染める。

その「窓」を覗くと、今は亡き母や、子供のころ住んでいた家が見える。

元の道に戻れて、現実世界に戻ってきた男は
うっかり手を洗ってしまい、二度と「窓」を覗くことができなくなる、、


もう二度と見れないのかもしれない、と思うと懐かしさは倍増するのです。




*その後、この童話が「キツネの窓」というタイトルのものであることが判明。
さらに薄野原ではなく、桔梗の野原ということがわりました。
私の中には、はっきりとススキの映像が残っているのですが。。。
by algone | 2011-10-13 23:38 | Trackback | Comments(9)


最新の記事
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
メモ帳
検索
タグ
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧