ル・トロネ、セナンク、そして今日行くシルバカーヌは、プロヴァンスのシトー派三姉妹と呼ばれています
姉妹とかいうもんだから、最初はてっきり尼僧院かと思っていました
清く正しい修道女たちがラベンダーなんかを育てているところを想像したりして、、
でも実際ロマネスクは「乙女」と呼ぶのがふさわしい
しかも野にひっそりと咲く乙女のイメージです
3つの中では一番こじんまりしています
前に細長い池が配してあります
後陣
教会部①
側廊
教会正面見返し
①教会
②中庭
③沐浴場
④図書室
⑤sacrisity(祭服などを保管する部屋)
⑥参事会室
⑦通路
⑧談話室
⑨食堂
⑩寝室(上階)
⑩連窓のある寝室:中央の階段室は中庭回廊に通じている
寝室内部の開口まわりはル・トロネのように二重の縁取りにはなっていない
寝室から中庭回廊に通じる階段
中庭回廊
中庭全景
中庭を囲む回廊のアーチ、明瞭な境界で光と影のなす面を分離させ静寂を湛えた質の高い空間を作っています
傾斜した敷地に対応して階段状になっている回廊:視点の上下移動が空間の質をより高く感じさせています
③中庭内にある円形の沐浴場
④図書室
⑥参事会室
参事会室の暖炉
⑧談話室
談話室の美しいリブヴォールト天井
談話室:中庭回廊に面する開口部
⑨バラ窓のある食堂
バラ窓詳細
バラ窓からの光に満たされている食堂
食堂棟の外観
教会後陣外観
シトー会修道院三姉妹のうち、このシルバカーヌのみ現在使用されていない、訪ねた三姉妹それぞれに特徴があり、ロマネスク建築の包みこまれるような空間、光と影が織りなす精神性の高いストイックな空間に魅力を感じました
by algone
| 2014-07-20 23:50
| パリ&プロヴァンス2014
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