見ると必ず特定の食べ物が欲しくなる映画というのがあります
華麗なるギャッツビー
デカプリオ版が公開されるようですが
こちらは70年代の、ロバートレッドフォード版です
語り手であるニックのささやかな下宿先
隣の豪邸では、毎夜豪勢なパーティに着飾った男女があつまります
乱痴気騒ぎを横目に
自分で焼いたステーキとビールを
自宅のポーチで食べるニック
まずそうな焦げたステーキなのに
無性にステーキと称するものが食べたくなるのです
もはやステーキという「記号」
映画の中でのニックの立ち位置にシンクロするのかもしれません
細部へのこだわりというのが
私にとってはいい映画のひとつの条件なのです
「華麗なるギャッツビー」なのですから
大規模なゴージャスさはもちろん必須ですが
この映画、細かいところに「象徴」があります
ドレッサーに置かれたイニシャル入りの調度品の数々と
ハエのたかった食べかけのサンドイッチ、、とか
はたしてデカプリオ版はどんなできなのでしょうか?
楽しみなような、そうでないような、、、